私は砂時計を見ている 陽の当たる窓際に置いてある砂時計 不可逆な時間を可逆的に測る砂時計 クオーツのように透き通る秋の光線 薄い薄荷色に縁取られた揺蕩う焦線 ポプリは君の香り 私はプラムを齧り 君は静かにページをめくる 薄荷色の風が流れ込み 私はた…
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