言の葉の火葬場

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく、書いて、吐いて、そうしてどこにもいけない、言葉達をせめて送ってあげたい。そんな火葬場。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

星明かりとエーテルに関する幾つかの考察

そこは水で満ちていました。 しかも、恐ろしく軽く、恐ろしく透明な水でした。 あまりにも軽い水でしたから、波も立ちませんし、泡もたちません。 ですから、波が砕けるシャワシャワザブザブという音も、泡が弾けるブクブクパチパチという音も聞こえません。…